・咬合誘導 ・永久歯仕上げ矯正
小児歯科と一般歯科との何よりの違いは、成長する歯・生え変わる歯であること。つまり、成長に合わせた虫歯予防と定期健診が必要ということです。また、生えたばかりの歯は大人の歯よりももろいので、虫歯になるリスクが大人よりも高いです。生え変わるからといって、虫歯にしてよいわけではありません。今後の人生、80年ずっと健康な歯を保つには子供のころからの予防歯科が大切です。
1.虫歯は少ないが、歯肉炎が目立つ。
2.上の前歯のサイズがかなり大きい。
3.先天的欠如(乳歯は生えているが、その下の永久歯が初めからない)場合が多い。
4.鼻疾患に起因する口呼吸が多い。それによる歯肉炎の併発が多い。
以上の点があるため、なるべく小学校3年生までに歯並びの確認は行うべきであり、それまでに十分な対応ができれば、将来永久歯の抜歯を前提とした矯正治療は回避できます。
小学校1年生以降、6年生位までの期間は、乳歯と永久歯の混在する期間です。この時期が歯列矯正において最も大事な時期となります。この期間にある不正をとり除き、永久歯への交換をうまく誘導する治療を行います。主に舌側(内側)からの装置を使います。治療費は¥40万~¥50万。(調整料は別途かかります。)
おおむね小学校6年生以降に、歯の表面に矯正の器具を装着し、ワイヤーによる仕上げ矯正を行います。期間は2年~2年半、治療費は¥30万~¥35万。(調整料は別途かかります。)